2019年度

4月 小1の壁
子どもが保育園から小学校に上がる際、放課後の預かり先をめぐり直面する社会的問題。厚生労働省と文部科学省は2018年9月、待機児童解消を目指し「新・放課後子ども総合プラン」を公表。
5月 男女混合名簿
学校で男女別になっている名簿を男女混合にすること。名簿が男女別の場合、男子が女子よりも先に呼ばれることが多く、女子は男子の後というメッセージが無意識のうちに生徒の中に内面化されてしまう。
6月 SOGI
Sexual Orientation and Gender Identityの頭文字のことで、「性的指向(好きになる性)」と「性自認(心の性)」に関わる概念である。これに対して、LGBTがレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーという「誰」を指す。
7月 クォータ制
男女間の格差を解消するため、女性の割合をあらかじめ定め、人数バランスの是正を図っていく制度。今まで出産や育児というライフイベントで敬遠されがちであった女性の積極登用を促し、企業の多様性を後押しできる。ポジティブアクションのひとつ。
8月 介護離職
家族の介護や看護のために退職、転職すること。働き盛りの労働者の離職は企業にとって損失が多く、介護離職者が経済的に困窮するなど、社会問題化している。国は「介護離職ゼロ」を目指し、制度の充実を図っている。
9月 ダブルケア
子育てと親や親族の介護が同時期に発生すること。晩婚化、晩産化、高齢化の影響で、子育てと介護を同時期に行う人「ダブルケアラー」が増えている。
10月 固定的性別役割分担意識
「男は仕事、女は家庭」というように、家庭、職場などあらゆる場面で性別によって役割を分業・分担すること。日本においては、こうした男女に対する固定的な役割分担意識が根強く残っており、男性・女性どちらにとっても負担を与えている。
11月 ノーマライゼーション
障がい者や高齢者、社会的弱者と呼ばれる人たちと同じ目線、同じ立場で生活できる社会を作っていこうという考え方。ユニバーサルデザイン、バリアフリーも社会のノーマライゼーションを実現するために生まれた言葉。
12月 エンパワーメント
「力(権限)を与える」という意味のempowerから派生。組織を構成する一人ひとりが力をつけ、自らの意思決定により自発的に行動していこうとする考え方。1980年代における女性の権利獲得運動のなかで使われるようになった言葉。
1月 インクルージョン
包括。一体性。多様な人々がそれぞれの経験や能力、考え方を認められ活かされている状態。もともとは、社会福祉の分野で提唱されていた。近年は、ダイバーシティ&インクルージョンの重要性が経営層にも認知され始め、様々な企業が施策として取り入れ始めている。
2月 メンター・メンティー
メンター…新入社員や後輩に対し、職務上の相談にとどまらず、人間関係、生活上の様々な悩みなど個人的な問題まで広く相談に乗り、助言を与える人をメンター(mentor)と呼ぶ。 メンティー…メンターへ相談する人。メンターから指導・支援を受ける人を「メンティー」(mentee)と呼ぶ。
3月 隠れたカリキュラム
教育におけるジェンダー問題として、学校生活の中で親や教師等の行動や意識などが、無意識のうちに子どもに伝授されるカリキュラムのこと。例えば、クラス名簿、生徒の呼び名(「さん」「くん」)、制服の着用など。