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丸山 恵史

理工学部 機械工学科

丸山 恵史 准教授

経歴

富山県立富山中部高等学校卒業、東北大学工学部電気情報・物理工学科卒業。

東北大学大学院工学研究科 応用物理学専攻 博士課程修了。

(国)物質・材料研究機構 ポスドク研究員を経て現職。

/出身地 富山県

掲載日:2026年6月19日

My WorkStyle 1日の過ごし方
  1. 起床(子供も一緒)
    ・妻が6時〜6時半ごろ出勤。
    ・娘の髪のセット以外、身支度や朝食、朝食の後片付けは担当。
    (給食がない時は2人分のお弁当も作っています)
  2. 子供と一緒に出勤(8:30〜40に大学着)
  3. 帰宅
    ・子供が大きくなってきたので、お風呂当番は卒業。お風呂がなくなったので、気が付くと帰宅時間が少しずつ遅くなっています。
    ・妻が残業の時は18時〜19時頃までに帰宅。
    →五限がある日だけは残業や「飲み会」等を外してもらっています。
    →学童が19時までなので、帰宅時間(お迎え時間)は厳守です。
  4. 自由時間(洗濯、夕食の後片付け次第)

専門は「材料」の創成-設計

「材料」の創成-設計が専門です。具体的には、セラミックスや金属(合金)に加え、それらの複合材料を研究の対象としています。材料は「ものづくり」の礎であり、私たちの生活において必要不可欠な学問です。 具体的には、原料となる粉末を複数種類混ぜ合わせ、目標とする材料を創成することから行っています。ただ混ぜ合わせるだけではなく、作成した材料に対して「硬さ」といった強度に関わる性質や「電気を通すor通さない」「熱を通すor通さない」といった性質を付与すること、そして、その特性を増強していくことを行なっています。

壮大な計画で知った材料のすごさ

高校生の時、科学雑誌で「サハラソーラーブリーダー計画」を目にしました。 サハラ砂漠の砂から太陽光パネルを作り、超伝導線材で送電して世界中の電気を賄おう、という壮大な計画ですが、その記事を読み、プロジェクト以上に「材料ってすごい」と感銘を受け、材料に関わる分野を志望しました。特に超伝導材料や太陽電池のようなエネルギーに関わる材料を研究したい、応用も面白そうだけど、基礎となる材料自身について学びたい、ということで一途に材料に関わる研究を続けています。

夢のために努力したこと

努力とは異なるかもしれませんが、楽しむこと、ポジティブに捉えること、です。学生時代の研究室の主宰の先生より常々「実験に失敗はない」と言われ続けました。狙い通りの結果とは異なっても、それは失敗ではなく、上手くいかない「やり方」が一つ明らかになった。→次の実験に活かせる結果が必ず有るので、結果に一喜一憂するのではなく「何が起きたのか」をちゃんと理解しなさい。とずっと言われました。(そもそも狙い通りの結果じゃない方が、常識を超える発見につながるかもしれないので、大事にすべきだよと教えられてきており、私の学生に対する研究指導においてもこの点は重視しています)

家族で楽しむ趣味の料理

写真

仕事の延長かもしれませんが、料理が趣味です。 容易に試行錯誤ができることから、実験の感性を養うのに丁度良く、休日のみですが料理当番をやっています。 (ただ、実験ほど真面目に記録は取っていませんが、、、) 子供の頃より両親が共働き(おばあちゃんっ子で一緒にご飯を準備する)→大学は一人暮らし(自炊)→今に至るということで、ご飯を作ることに抵抗がなく、色々と試すことが好きだったという性もあり、気がついたら趣味になっていました。

学んでおいて役立ったこと

「課外活動」です。材料を学びたいと言って大学に入学した後は、アメリカンフットボール部に入部、練習に明け暮れる4年間+2年(大学院)を過ごしていました。 体力面・タフネス面での成長のみならず、組織運営も経験できたことが今となっては貴重な経験だったと思います。 足の速い仲間、足は遅いけど体がでかい仲間、運動能力や個性が異なると、育つ環境も異なり、個性的な友人の集まりでした。そんな友人たちでも、意思を一つにして、目標に向かってチーム(組織)を動かしていくこと。そして、与えられた手札(部員)を如何に駆使して勝てるチームにするか?という、適材適所に人員を配置する点も勝てるチームにする必須事項でした。「お互いの個性を理解し、最大限活躍できる場を準備する」というのが、研究室の運営・研究指導と似ているな、、と思っています。

研究をどのように社会に役立てていきたいですか?

材料は私たちの社会の根幹を握っています。私たちは、「壊れない」ことを前提に「もの」を使用していますが、基本的にはどのような「もの」も最終的には壊れてしまい、その原因は材料に帰結させることができると思っています。ですので、材料を正しく知り、その性能を伸ばしてあげることが、「もの」の寿命や性能の向上に繋がります。私自身がその開発に携わるだけではなく、材料に興味を持つ学生を増やすことで、材料の研究自体が盛り上がって欲しいと思っています。最後に夢となっていますが、私自身、元々はエネルギーに関わる材料創成に興味があり、材料の分野に進みました。「室温超伝導材料」や「超高効率エネルギー変換材料」など、社会を変えるような材料を生み出したいという夢もあります。

若い人へのメッセージをお願いします。

(私も業界内では若手枠ではあるのですが、、、) 昔の考えではありますが、汗をかいて苦労すること、そして自身の成長を楽しむこと、です。 筋力と能力は同じと思っています。動画やノウハウだけでは筋力は付かず、苦労してトレーニングをしてようやく数値が伸びます。人間の能力も同じく、見聞きするだけでは身に付かず、何度も練習したり、人と相談し、話し合うことでようやく身に付けることができると思っています。生成AI等、便利なツールが登場し、考えるという苦労をしなくても、簡単に「答えらしいもの」を入手することができる世界になってしまいましたが、やはり苦労して身につけた能力は本物の能力として武器にできると思います。ですので、若手の内に苦労していきましょう。