2024年度ダイバーシティ推進ワークショップを開催しました
2024年9月11日(水)にダイバーシティ推進委員、ダイバーシティ推進室員らによるダイバーシティ推進ワークショップを開催しました。ワークショップでは、前回のワークショップやその後の推進室の取り組みを振り返った後に、5つのグループに分かれて、教職員の皆さまから寄せられた課題の中から、「すぐできる、費用かからない」事項と「すぐにはできないが検討を始めないといけない」事項を各グループでそれぞれ1つずつ選び、約20名の参加者が議論と発表を重ねました。
ダイバーシティ推進室は、学内の様々な事項についてアンケート調査を実施しています。この調査では推進室の活動への理解を拡げるだけでなく、今後、推進室として取り組むべき課題について多数のご意見・ご提案を頂いています。今回は、前回ワークショップとその後の取り組みを振り返った後、新たに頂いたご意見を整理した上でワークショップ参加者で共有し、今後、課題解決のためにどの様なプロセスで進めていくかを共に考え、今後の活動のよりどころにすることを目指しました。
「制度」「設備」「活動」に整理された計27の課題の中から、まずはチーム内で取り上げるべき課題を抽出し、「すぐできる、費用かからない」事項としては「17時以降の会議廃止(2チームが選択)」「多様性を認める風土作り」「緊急時の在宅勤務・遠隔授業を可能に」「祝日授業日の削減」が取り上げられました。また「すぐにはできないが検討を始めないといけない」事項としては、「全学システムの統合・刷新と効率化(2チームが選択)」「仕事と生活の調和の促進(2チームが選択)」「幹部職への女性登用促進」がテーマとして選ばれました。
Google Jamboardを利用して論点整理を行いましたが、「①なぜ今できていないのか」「②解決するためにはどうすればよいか」「③課題は何か」「④どのような部署・担当が進められそうか(コストが掛からない項目のみ)」と問いのステップを踏みながら意見交換を行い、短時間ですが密度の高い議論ができました。
ワークショップを通じて印象に残ったのは、現在、困り事を抱えている学生や教職員をサポートする対応はもちろんのことですが、職場の合理化、教職員の負担の軽減が心と時間の余裕を生み、結果として多くの教職員がダイバーシティへの対応や、さらには本来の教育研究、学生対応をより豊かなものにすることにつながるという考え方の共有です。結果として、誰にとってもよりよい生き方、働き方を実現することになります。
ワークショップには例年通り教員組織・事務局の要職者も参加していますので、共有できた課題を自分事、自分たち事として各部署にお持ち帰り頂き、今後の活動のよりどころとして着実に進めていきたいと考えています。引き続き、皆さまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。



