恒例のダイバーシティ推進ワークショップを開催しました

ダイバーシティ推進室主催で、2023年9月4日にダイバーシティ推進委員、ダイバーシティ推進室員を交えた約20名でワークショップを開催しました。今回のワークショップは、2022年度に行った「ダイバーシティ推進への理解度チェック」において、教職員の皆さまから新たに頂いたご意見を難易度とコストの2つの観点から分類し、5つに分けた参加者グループで、取り組むべき事項の実現に向けたプロセス(誰が何をどの様に進めるのか、必要なものは何か)を議論しました。

ダイバーシティ推進室は、学内の様々な事項についてアンケート調査を実施しています。その中の1つに2019年度から毎年実施している「ダイバーシティ推進度チェック」があります。この調査では推進室の活動への理解を拡げるだけでなく、今後の大学の様々な事柄について、推進室として取り組む課題について多数のご意見・ご提案を頂いております。そこで今回は、優先事項を議論した前回ワークショップを振り返り、新たに頂いたご意見を整理した上で、ワークショップ参加者で共有し、今後、課題解決のためにどの様なプロセスで進めていくかをディスカッションし、今後の活動のよりどころにすることを目的としました。

今回のワークショップでは、「すぐできる、費用かからない」事項として、A) 業務改善における情報共有、B) AIを活用した多言語対応、C) 育休中のリスキリング、D) 価値観の共有やガイドラインを設けた服装自由化のプロセスを参加者グループでディスカッションして発表しました。また、「すぐにはできないが検討を始めないといけない」事項として、A) 障がい学生対応における決定機関とコーディネーターの必要性、B) アフターコロナの就労規則としてのフレックス制、C) 育休における実状の記録とフレックス育休の提案、D) 働きやすい/働きたくなる環境のための障壁排除、E) 仕事を減らすための現場判断/議論の場を参加者グループでディスカッションして発表しました。例年通り教員組織・事務局の要職者も参加していますので、共有できた課題を今後の活動のよりどころとして、着実に進めていきたいと考えています。引き続き、皆さまのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。