「イクメンの星」出前講座を開催しました

※「イクメンの星」… 厚生労働省で選定している育児休暇を取得したイクメンのロールモデル。全国で32名が活躍中(開催時)。

2020年1月15日(水)、育児への両性の参画について、育児休業の実情を学生に学んでもらうべく、「イクメンの星」出前講座を開催し、「仕事と家庭を両立させる働き方を考えよう」をテーマに講師の方にお話しいただくと共に意見交換を行いました。

はじめに、ダイバーシティ推進室の白木尚人室長より、講座を行うことになった経緯、イクメンの現状を認識する大切さについて話があり、司会進行を務めるダイバーシティ推進室員の鈴木憲吏先生より、ご講演いただくお二人の紹介がありました。

まず、イクメンプロジェクト事務局の小川圭太様より、育児休業の取得率の現状や育休制度の中身の説明を通して、取得したい方が取得出来る社会へ向けた国としての取り組みについてご説明がありました。

その後、「イクメンの星」の渡辺徹様より育児休暇を取得しようと決意したきっかけや、家族や周りに認められない苦労話、家族の絆が深まるだけでなくビジネスのスキルアップ効果もある、といった一見関係が無さそうなメリット等についても多様な事例を挙げてお話いただきました。

講演後には参加者である学生13名、教職員4名全員参加のディスカッションも行われました。育児休暇の理解を深めると企業面接時や管理職になった際に役立つ、といった意見や、男女が平等に家事を行うのは当たり前ではないか、といった意見が出る等、現在の学生を取り巻く環境も考慮しながら進めていくことの重要性を再認識することが出来ました。

90分という限られた時間ではありましたが、育児休暇について様々な視点から議論が行われ、大変充実した内容となりました。