“ロールモデル"
工学部 医用工学科
安池 祐子 さん

勤務先
サンケン電気株式会社
デバイス事業本部 技術本部


出身学部
2014年 東京都市大学 工学部 生体医工学科※ 卒業
2016年 東京都市大学大学院 工学研究科 生体医工学専攻 修士課程 修了
※2013年度、医用工学科へ名称変更


出身高校
鎌倉女学院高等学校 卒業

現在の仕事内容

デジタル制御用マイコンの設計・開発をして いる部署に所属しています。製品の仕様検討 から設計、試験、データシートの作成まで幅 広く行っています。高機能な製品で、業務内 容も多岐にわたっているため、すべての業務 を知り、対応することは大変です。一方で、「設 計だけ」「評価だけ」を担当しているわけで はなく、開発の最初から最後まで携われるこ とにやりがいを感じています。知らなかった 技術や知識を身に付けられることが楽しく、 未熟さを知り、達成感を感じる機会も多いの で、自分の成長につながっていると感じます。

職業を選択したきっかけ

非接触電力伝送を研究テーマとしていたので すが、「この技術や関連する技術を後ろ(部 品側)から作っていきたい」と思い、電子部 品業界を目指しました。また「製品の設計や 開発をしたい」「知識を活かしたい」という 気持ちもありました。業界研究を行う中で、 自分の希望に適い、かつ面白そうな「動作を 制御する半導体系」の企業を中心に就職活動 を行いました。半導体系は専攻外でしたが、 だからこそ持てる新しい視点や発想があるの ではないか、と感じました。

夢の実現に向けて努力したこと

進路の選択肢を広げられるように心掛けまし た。入学直後に研究室配属や大学院進学に成 績が影響すると知りました。その後の就職活 動も含め、やりたいと思うことをやれるよう に、「○○をやっていたらこういう道もあっ たのに」と後悔しないですむよう、分野を絞 らずに講義を選び、成績も維持しようと努力 しました。結果として、大学1 年のときから 卒業まで良い成績を維持できました(高校の ときは悪かったのに!)し、やりたいことや 興味のある道を選ぶことができました。


“ロールモデル”

大切にしている言葉 座右の銘

“ロールモデル"
漫画の台詞なのですが「知識は武器」という言葉が好きです。それを読ん で以来、武器にできるように知識と経験を積むように心掛け、些細なこと にも気を配るようになりました。それらは行き詰ったときのヒントになっ たり、周囲の状況を見て臨機応変に動ける力になったりしています。また、 部活動を通して「年上の方と話す経験」を積んでいたので、採用面接の際 は緊張しませんでした。

都市大を選んでよかったこと

“ロールモデル"
生体医工学という視点が面白そう、という理由で都市大を受験しました。 機械系、電気系、生物系と学べる分野も多く、視野が大きく広がりました。 研究室に配属されてからは様々なことを経験させてもらいました。国内・ 海外の学会参加や海外インターンシップなど、会社の同期と話していると 珍しい経験だったのだと感じます。また、気軽に連絡を取り合える友人も 得られました。

Message

やりたいこと、興味のあることがあったら、是非挑戦してみてください。失敗 を恐れたり迷ってしまったりすると思いますが、やった後悔よりやらない後悔 の方が大きいです。挑戦したから得られる後悔は、今後の成長に繋がります。 また、学生のうちに英語や海外に目を向けてみてください。技術系職種は、英 語とは無関係ではいられません。仕事をしていく中で、学生のときにもっと英 語を勉強しておけば良かったとよく思います。