“ロールモデル"
工学部 機械システム工学科
髙橋 愛実 さん

勤務先
本田技研工業株式会社課
生産本部 品質企画部 商品検証課


出身学部
2015年 東京都市大学 工学部 機械システム工学科 卒業
2017年 東京都市大学大学院 工学研究科 機械システム工学専攻 修士課程 修了


出身高校
神奈川県立市ケ尾高等学校 卒業

現在の仕事内容

商品検証課は世界中のお客様に満足していた だける車を提供するため、お客様の使い方を 反映した完成車検証をお客様の目線で実施 し、不具合の未然防止と拡大阻止に取り組ん でいます。私の仕事は車両走行や装備品の操 作などの使い方を反映した完成車検証の内容 をつくることです。数十日の検証期間内に数 年分のお客様の使い方を適切に収めることは 難解なパズルのようで大変ですが、仕事を通 じて不具合の未然防止に貢献し、お客様の未 来の楽しい生活につながると思うと、頑張れ ます。

職業を選択したきっかけ

私は仕事に誇りを持ち、商品を通じて楽しい 毎日を人々に提供したいと考えています。 外出先へ移動する時間を楽しいと感じる私 は、一般的な交通手段である自動車に注目し ました。Honda を選んだきっかけは、大学院 生の夏休みに、大学とHonda がコラボレー ションした問題解決型のグループワーク(PBL) に参加したことです。未来のモビリティを提 案したところ、社員の方から、仕事への本気 を感じる厳しい意見をいただき、Honda なら 仕事を誇りに思い、商品を通じて世の中に「楽 しい」を提供できると考え、志望しました。

夢の実現に向けて努力したこと

大学時代に大切にしていたことは、幅広い視 野を持つことです。私はサークル、アルバイ ト、習い事でたくさんの人と関わりました。 日常の小さな疑問やひらめきもその人たちに 話し、意見を交わすことで普段の視点から離 れて物事をみることができました。そして、 新たな発見・発想が生まれると共に、自分ら しさへの理解が深まりました。理系大学生と いう立場にこだわらず、広い視点で物事をみ ると、自分がやりたい事も見えてきました。 その結果、夢が広がり、進路の選択肢も増え たと思います。


“ロールモデル”

お勧めしたい本

“ロールモデル"
皆さんに特に読んでほしい本が2 冊あります。 1. きれいな色とことば おーなり由子 素敵なフレーズと色とりどりのイラストを描く著者のエッセイです!読了 後は日頃の物事の見方が変わり、私たちの世界の鮮やかさに圧倒されます。 2. 和菓子のアン 坂木司 高校卒業後の杏子が和菓子屋のアルバイトを通じて成長していく話で、私 の働く姿勢の参考書です。

都市大を選んでよかったこと

“ロールモデル"
よかったことは「自信を持って意見を発言できるようになった」ことです。 大学の授業では実験内容をレポートにまとめることで論理的に説明する力 を身につけ、大学院では専門性の高い知識や考察を論文やプレゼンテー ションにまとめ、専門家に伝える経験を重ねて自信をつけてきました。会 社でも積極的に発言し、話し合いを活発にしていくことで、注目を浴びる ことが増えてきました。

Message

学生の皆さん、はじめまして。 近年、男性も女性も自分らしい発想を発信するチャンスが増えました。 その発想を生み出すためには、感性を磨き、幅広い視点で物事を捉えることが 大切だと考えます。まずはぜひ、春夏秋冬を風景からお菓子まで、五感全てで 楽しんでください。社会人になって四季を楽しむ余裕が学生の時より少ないと 痛感していますが、皆さんはこれからの期間、感性を磨いたら、きっと視野も 広がり自分らしい発想をもてると思います。