“ロールモデル"
知識工学部 情報通信工学科
鈴木 理恵 さん

勤務先
株式会社リコー
開発サポート室 開発三G


出身学部
2011年 武蔵工業大学 知識工学部 情報ネットワーク工学科※ 卒業
2013年 東京都市大学大学院 工学研究科 情報工学専攻 修士課程 修了
※2013年度、情報通信工学科へ名称変更


出身高校
神奈川県立瀬谷高等学校 卒業

現在の仕事内容

商業向け複合機の本体の制御基板、ASIC(集 積回路)設計を担当しています。色々な機種 の設計に関わっているためかサポート室とい う設計らしくない所属名ですが、バリバリの エレキ設計者です。複数機種を同時開発して いるので慌ただしい職場ではありますが、自 分が開発に携わった製品が実際に使用されて いるのを見ると、頑張って良かったという達 成感があります。商業用なので家電量販店で 売られているような製品ではありませんが、 うちの製品を使ってこんなチラシが刷られて いるんだな、と実感できる機会は意外に多い ものです。

職業を選択したきっかけ

大学の研究でIC の試作をしたときに印刷技 術で基板を作る方法を知りました。(最近だ とプリンテッドエレクトロニクスと言う名前 も大分知られてきていますよね。)それから 紙以外のメディアに印刷する技術に興味がわ いてこの業界を選択しました。小さい頃から “ものづくり” 自体には興味があったので、印 刷以外にも色々な技術が詰まっている複合機 の設計はワクワクする事だらけです。

夢の実現に向けて努力したこと

正直に言うと夢は叶っていないし、これから も叶わないかなと思っています。叶ったら終 わりの夢じゃなくて常に先の目標をもってい た方が人生楽しいかなとか、少し格好つけた 事を言ってみます。冗談はさておき、女性の 技術者は男性と比較すると、どうしてもライ フイベントの中で仕事を休まないといけない 機会が多くなります。(代表的なのは出産で すね。)そんなときに「絶対に戻ってきてね!」 と言われる技術者である事が私の目標であ り、常に考えている行動原理です。


“ロールモデル”

マイブーム

“ロールモデル"
数か月前から着付けを習い始めました。平 日は作業着で過ごす事が多いので週末は気 分を変えて着物でお出かけ! … を目標に現 在練習中です。着物を選ぶのも面白くて(少 し出費はかさみますが)このために仕事も 頑張ろう!という気にもなるし、とても楽 しいです。

都市大を選んでよかったこと

“ロールモデル"
志望理由は「色々な経験ができそうだと思ったから」でした。実際に学部 では教職や学科研究会、大学院では国内外の学会や学外での合同プロジェ クト参加など、多くの経験をさせて貰いました。特に教職は学科の単位と 併用できたのも良かったです。(少し教員への憧れもあったもので。)一般 企業で働く今となっては教員免許を使う機会はありませんが、講義で得た 知識自体はコミュニケーションにも役立っています。

Message

まだまだ女性の少ない分野だと思いますが、意外と女性ならではの視点が課題 解決のきっかけになったりする事もあるのでやりたい事は遠慮せず! これからも女性の活躍できる場はどんどん増えていく(はず)なので一緒に頑 張りましょう!