“ロールモデル"
工学部 都市工学科
石射 倫子 さん

勤務先
株式会社オオバ
東京支店まちづくり二部都市整備一課


出身学部
2009年 武蔵工業大学 工学部 都市基盤工学科 卒業
2011年 東京都市大学大学院 工学研究科 都市基盤工学専攻 修士課程 修了
※2007年度、都市工学科へ名称変更


出身高校
神奈川県立大磯高等学校 卒業

現在の仕事内容

開発事業の許認可取得及び設計を担当してい ます。マンション等を建築するために敷地内 の外構・排水等の設計、周辺の道路や供給処 理施設の配置等、インフラはまちの動脈であ り、まちに命を吹き込む仕事に従事していま す。設計したまちの地図を書き換えることは、 真っ白なキャンバスを色づけするようでとて も楽しいです。お客様の希望を聞き解決策を 提案し、満足していただいて「次回も一緒に 仕事をしたい」と言ってもらえることにやり がいを感じます。ただ、提案するためには専 門の知識及び広い知見が必要となるため日々 勉強中です。

職業を選択したきっかけ

地元の河川敷を散歩していたとき、とても癒 されるなと感じました。これを原点とし、大 学院では景観の研究をしました。河川をまち のパーツの1つと捉え、まち全体で癒される 空間をつくることが夢となりました。一から まちづくりを行う業務はめったにないかと思 いますが、建設コンサルタントはお客様や住 民と接し、悩みを解決し、一緒にまちづくり をすることが仕事です。オオバはまちづくり のソリューション企業として、企画、計画、 調査、設計を一貫して行い、困っている人に 寄り添うことができるため志望しました。

夢の実現に向けて努力したこと

オオバにOB 訪問し、この会社に入りたい! と思ってからは、受験のときより努力したか もしれません。会社のHP を隅々まで読み、 実際にオオバが手掛けていた現場に足を運 び、面接に挑みました。入社してからは、日々 の業務に忙殺される中で資格の勉強もしなけ ればなりません。大変だなと思うこともあり ますが、夢に向かっているときは苦になりま せん。子どもが生まれてからは、時間の使い 方が上手になりました。土地区画整理士や1 級土木施工管理技士を取得し、今はこの業界 の最難関資格である技術士の勉強中です。


“ロールモデル”

20代のうちにやっておくべきこと

“ロールモデル"
大切にしている言葉は「やらずに後悔するより、やって後悔した方が良い」 です。大学生のときに雑誌でこの言葉を見つけて以来、日々胸に刻んでい る言葉です。私の場合、自由な時間の多い大学時代に見聞を広めたかった ため、アルバイトで貯めたお金で海外旅行に行きました。最初は憧れてい たヨーロッパ各国を巡りましたが、少しでも語学力向上のためにとイギリ スに短期留学しました。

都市大を選んでよかったこと

“ロールモデル"
オープンキャンパスに行ったときの対応が良かったことと、就職に強いこ とから志望しました。都市基盤工学科(現在の都市工学科)は、コンクリート、 水、土、鋼構造、交通、都市計画、景観と専門範囲が広いことが特徴です。 やりたいことが定まっていなかったため、選択肢が多い学科がいいなと選 びました。また、教授との距離が近く、大学1年生のときから個別面談があっ たことが良かったです。

Message

工学部は女性が少数で、志望したものの学生生活に不安もあるかと思います。 私の学年は103 名中女子が14 名おり、たまたま女子の割合が例年に比べて多 い学年でした。このため女子の友達もでき、充実した学生生活を過ごしました。 卒業から10 年経ちますが、今でも大学時代の友人と年に何回か交流がありま す。就職してからも男社会で苦労することもありますが、活躍している女性の 先輩はたくさんいます。迷ったらチャレンジしてください。