“ロールモデル"
工学部 原子力安全工学科
和田 莉奈 さん

勤務先
国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
大洗研究所 放射線管理部


出身学部
2017年 東京都市大学 工学部 原子力安全工学科 卒業

現在の仕事内容

原子力施設の放射線の管理を行っています。 施設の健全性を確認するための放射線の測定 や、施設から物を持ち出す際に汚染がないこ との確認、施設から出る排気・排水の管理を 行っています。加えて、放射線作業の立会や 指導助言などを行っています。放射線作業の 計画段階で助言を求められた際、的確な指導 が出来た時や、作業を安全に終了出来た際に は達成感を感じます。裏方ではありますが、 欠かす事のできない大事な仕事だと思いま す。また、様々な現場の方と出会えるのも魅 力だと思います。

職業を選択したきっかけ

東日本大震災の福島第一原子力発電所の事故 を受けて、放射線に興味を持ち、正しい知識 を身に付けたいと思い、東京都市大学の原子 力安全工学科に進学しました。放射線に関す る講義や施設見学、ボランティア活動を通し て放射線に関わる仕事につきたいという思い が強まりました。日本で唯一の原子力に携わ る研究機関であり、施設やそこに従事する 方々の姿に感銘を受け、また公共や周辺住民 の安全を守る仕事であることが決め手となり ました。

夢の実現に向けて努力したこと

夢は常に変化しているため、現在はまだ叶えらさを学ぶ貴重な経験だったと思います。 れていませんが、学生時代は夢の実現に向けて、 何事にも挑戦することを目標にしていました。 学生時代の資格取得に向けた勉強やボランティ ア活動、小学生対象の科学体験教室での霧箱※ 出展など、時には先生にご協力いただいたり、 友人と切磋琢磨しながら放射線に関して自分な りに理解を深めました。実際に働いてみて、ま だまだ知識が浅く勉強の日々ですが、あの時の 経験が今の私のベースになっていると思います。

※ 放射線の飛跡を観察するための実験用の箱


“ロールモデル”

私の趣味

“ロールモデル"
私は旅行に行くのが好きです。会社の有休 を利用して、友人と一緒に海外へ旅行に行っ ています。自分が行ったことのない国の異 文化を体感し、非現実を味わうことで、日々 の業務とのメリハリをつけています。

都市大を選んでよかったこと

“ロールモデル"
都市大は、様々なことに挑戦できる大学です。私は制度を利用して短期留 学に行きました。外国の文化に触れ、異なる価値観を学ぶことができました。 また、在学中は学園祭実行委員会に所属し、企画・制作・運営に携わって いました。学生時代にしかできない体験や、そこで出会えた仲間は最高の 財産だと思います。一つの目標に向かって、仲間で成し遂げることの大切 夢は常に変化しているため、現在はまだ叶えらさを学ぶ貴重な経験だったと思います。

Message

学生時代にしかできないことはたくさんあると思います。自分だけの力では難 しい挑戦も、先生や仲間の協力でやり遂げられることもあります。果敢に挑戦 して素敵な学生生活を送ってください。 社会で活躍する女性は年々増えてきています。皆さんが大学で知識を深め、 近い将来、一緒に仕事が出来ることを心より楽しみにしています。